こんにちは、キャディバッグにフェアウェイウッドを４本入れてるベリです！
「フェアウェイウッドが苦手だけど、カッコよく２オン狙いたい！」
「フェアウェイウッドがイマイチ合わないからリシャフトでもしたいけど、カスタムシャフトって金額が高いからそう簡単にはできないな…」と悩んでいませんか？
そんな方に向けて、金額を抑えてフェアウェイウッドをカスタムできるフェアウェイウッド用シャフトについて紹介します。
本記事では中でもシャフト全体のしなり感を感じながらも、適度に走ってくれるフジクラのFW専用シャフト ” MCF”を紹介いたします。
シャフト全体が程よくしなってくれるのでテイクバックからの切り返しのタイミングが取りやすく、インパクトゾーンではシャフトが適度に走ってくれるので地面からボールを打つフェアウェイウッドでもちゃんとボールを拾ってくれます。
また、走り感があるためボールの捕まりも良いです。
FWがこれまで苦手な方が一度試してみると、バチっと合って手放したくないシャフトになってます。
実は、私も MCF愛用者です。
FWがこれまで苦手でしたが、 MCFにリシャフトしてからはお気に入りクラブになってます。４本もFWを入れている最大の理由はこの MCFです。
Par5で２オンするのなんて片手で数えるくらいだったはずが、MCFに変えてから魔法のように２オンできるようになりました。
フェアウェイウッド専用シャフトのデメリットは、カスタムドライバーシャフトに比べて
ユーザーが少なくレビューや口コミ情報が少ないので情報が探しにくいです。
また、ドライバーシャフトとの相性を比較検討しにくいのでなかなか選ぶのに根気が必要です。
ですが、カスタムドライバーシャフトに勝るとも劣らない性能を低予算で手に入れられるコスパ最強のアイテムです！
それでは MCFについてレビューしていきます。
次に当てはまる方は是非読んでいってください！
- フェアウェイウッドの苦手を克服したい方
- フェアウェイウッドをリシャフトしたい方
- リシャフトの金額はできるだけ抑えたい方
MCFの概要とスペック
製品概要
MCFの”F”はフェアウェイウッドのことで、フジクラのMCシリーズというシャフトラインナップのフェアウェイウッド用にあたります。
”MC”はMetal Composite Technologyの略でカーボンと金属を複合した技術と公式ホームページで紹介されています。
”グリップ下に銅箔を積層したことで、切り返しで為を作りやすく、インパクトで手元が浮きづらい仕様に。 また、超高弾性「70tカーボン」を「カーボンクロス（平織物）」で使用し、弾き感と方向安定性を同時に高めたモデルに仕上げています。”
フジクラシャフト公式ホームページ引用 https://www.fujikurashaft.jp/material/mcimch/mcf/
製品説明通り切り返しで為を作り、タイミングがとりやすく、インパクトで走ってくれるので弾き感がしっかりあります。
全体のしなり感があるのでドライバーにSPEEDER NX, VENTUS BLUEをお使いの方は特に合うんではないでしょうか。
コスメは黒ベースで文字部分や幾何学模様の線は光の加減で虹色に見えるようなラメ感がありオシャレです。
シャフトスペック一覧
スペックは40g台〜80g台まであり、かなり幅広い層に合わせられるラインナップとなってます。
| モデル | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| MCF 4 | R | 45.0 | 6.7 | 中 |
| MCF 4 | S | 46.5 | 6.7 | 中 |
| MCF 5 | R | 55.5 | 4.6 | 中 |
| MCF 5 | S | 57.0 | 4.6 | 中 |
| MCF 6 | R | 65.5 | 3.9 | 中 |
| MCF 6 | S | 67.0 | 3.9 | 中 |
| MCF 6 | X | 69.0 | 3.9 | 中 |
| MCF 7 | S | 76.0 | 3.5 | 中 |
| MCF 7 | X | 77.5 | 3.5 | 中 |
| MCF 8 | S | 86.0 | 3.2 | 中 |
| MCF 8 | X | 87.5 | 3.2 | 中 |
メーカー希望小売価格¥27,500（税込）
※楽天などではスリーブ付きで¥22,000という販売価格です。
クーポンも利用すればさらにお得に購入できます。
競合シャフトとの比較
フェアウェイウッド専用シャフトは国内４大シャフトメーカー各社取扱があります。
価格はどれも２万円台程で比較選定の対象となるでしょう。
- グラファイトデザイン：TOUR AD F
- 三菱ケミカル：Diamana Thump FW
- USTマミヤ：ATTAS MB-FW
キックポイントについてMCF、TOUR AD F、ATTAS MB-FWが中調子、Diamana Thump FWが中元調子なっています。
Diamana Thump FWはほとんど元調子に近い中元調子で、左に引っ掛けたくない元調子ユーザーにおすすめです。
中調子の３種類の中でATTAS MB-FWは半フレックスほど柔らかい印象がありますのでスペック選定の際はご注意ください。
ATTAS MB-FWは中調子の３種類の中でも少し手元側が緩くなっている中元調子系のシャフトです。
TOUR AD Fは比較の４種類の中で手元が一番硬く感じます。先端のトルクも最も絞られているので。真ん中でのしなり感が強い中調子シャフトです。
MCFは全体が適度にしなるタイプの中調子シャフト
MCF試打レビュー
使用したクラブの詳細
- ヘッド種類：PING G425 MAX ７W
- シャフト重量：70g台
- フレックス：X
- 長さ：42インチ
- 総重量：343g
- ロフト：20.５°
- トルク：3.５
実際に使用した感想をレビューしていきます。
なお、試打計測にはGarminのApproach R10を使用しています。
距離測定器の中では10万円を切る低価格ながら、測定できる項目が数十万円〜数百万円するものと遜色ありません。
アマチュアが計測器として使用するには十分な性能を持っています。
良かったところと気になるところ
- タイミングがとりやすいしなり感で溜めが作りやすい
- 球が上がりやすい
- 適度な捕まりでひっかけない
- 振り遅れ気味のスライサーには捕まらない
- 右プッシュが出やすい
MCF試打評価結果
計測時のヘッドスピードは４２m/s〜４３m/sです。
※ドライバーヘッドスピードは４５m/s〜４６m/s相当です。
飛距離
キャリーで２０２ヤードでトータル距離が２０８ヤードとなってます。
フェアウェイウッドの特徴であるキャリーで飛ばしてラン少なめ
しっかり高さが出てボールが止まってくれています。
MCテクノロジーの弾き感はしっかりあるので初速が出るシャフトです。
スピン
4586回転と十分にスピンが入っていると言えるでしょう。
しっかりと高さとスピンが出て止まります。
捕まり
クラブフェース角が1.6°オープンになりました。オープン度合いとしては2°以内なら問題ない範囲ですのでしっかりヘッドが走り、ほぼスクエアに返ってきてくれます。
ただし、アウトサイドイン軌道のスライサーの方には捕まりがもう少し欲しいと思われるかもしれないです。
上がりやすさ
ヘッドが走るのでしっかり球が上がります。
最高到達点としては25mm程度で十分に上がっていると言えます。
MCFの試打結果は29mmでしっかり高さが出ており、フェアウェイウッド専用シャフトの利点が特にこの最高到達点に出ています。
ドライバー用シャフトをフェアウェイウッドに入れるよりトルクが緩いので、球が楽に上がります。
振り感
全体がしなり、切り返しでタイミングがとても取りやすいです。
中調子ではありますが、先中調子や中元調子が好きな方でも幅広い層の方にタイミングが合わせやすい振り感だと感じます。
総合評価
MCFをおすすめする人・しない人
- フェアウェイウッドが苦手でタイミングが取れない人
- 全体しなり感のあるシャフトが好きな人
- 球を上げて高さとスピンで止めたい人
- スライスや、右プッシュがよく出る人
- 操作性を重視したい人
MCFのまとめ
クセが少なく・タイミングが取りやすく・球の上がりやすいので幅広いゴルファーに合うシャフトです。
スペックのラインナップが多く、自分に適したシャフトを選べること間違いなしです。
この１本でFWへの苦手意識が一変するはずです。
これまでフェアウェイウッドが苦手だった人に最もおすすめしたいシャフトです。
