こんにちは!フェアウェイウッドが手放せないベリです。
ゴルフクラブには様々な種類がありますよね。
パター、アイアン、ユーティリティ(UT)、フェアウェイウッド(FW)、ドライバー
皆さんはどのクラブが得意で、どのクラブが苦手なクラブですか?
FWが苦手…って方、結構多いんじゃないでしょうか。
その理由は、地面から打つクラブの中で一番長くて当てにくいからだと思います。
ティーショットがうまく行ったパー5の2打目 ここはチャンス2オン狙うぞとばかり握りしめたFWでいざ!と言う場面、チョロやダフリで少しも前進しないなんて経験誰しもあるんじゃないでしょうか。
やっぱりFWは苦手だから使わなければ良かったと考えているかもしれません。しかしこれはとってももったいないです。
実は苦手なFWがクラブの選び方で得意に変わる可能性を秘めた方法があります。
それはシャフトの重さとか硬さを自分に合わせることです。
今のフェアウェイウッドには弾道調整機能:いわゆるカチャカチャが付いています
スリーブ付きのシャフトを購入すれば自分でも簡単にシャフトを交換(リシャフト)できます。もちろんゴルフショップや工房で交換してもOKです。
今回はFWのシャフトの選び方とおすすめのシャフトを紹介します。
FWシャフトの選び方
クラブセッティングで重要な要素に重量フローがあります。
クラブが短くなるにつれてだんだんと重くならないと、振るバランスがバラバラになってしまいます。
重量フローはクラブの総重量で1インチにつき10g変化するのが適切な目安です。
FWはDRに比べてヘッドが重いのでその分も考慮してセッティングする必要があります。
ドライバーシャフトを基準に考えた時の適正なシャフト重量はこちらです。
- 3Wシャフトの目安 1Wシャフトと同じ重さ
- 5Wシャフトの目安 1Wシャフト重量+10g (例:60g台の1Wシャフトなら70g台)
- 7Wシャフトの目安 5Wシャフトと同じ重さか5Wシャフト+10g
(42インチ以上か以下かで変わる)
シャフトの重量を変えるだけでトップやダフリのミスを大きく軽減させることができます。
私もFWが苦手でしたがリシャフトして、今では3W,、5W、7W、9Wをバックに入れる程お気に入りのクラブになっています。
多少のミスをしてもクラブが助けてくれるのでやさしいクラブです
おすすめFWシャフト
リシャフトするならFW専用シャフトがおすすめです。
ドライバーシャフトが自分に合っているならば同じシャフトで適切な重量にすればふり心地そのままに馴染めるんではありますがカスタムドライバーシャフトは金額が高いです。
カスタムドライバーシャフトは1本およそ4万円 3W,5W交換しても単純計算で8万円ましてや7W、9Wまで使っている方はその倍費用がかかります。
プロは支給されますがアマチュアは高い買い物です。
FW専用シャフトはスリーブ付きでも2万円前後で購入できます。
さらにはFW専用に作られているので球が拾いやすい、上がりやすい、捕まりやすいと言った特徴があります。
アマチュアのFWが苦手な人にこそ特に選んで欲しいです。
スリーブ付きFW専用シャフトで購入すれば新たにクラブを買うよりもグッと費用は抑えられます。私も楽天でスリーブ付きシャフトを購入してリシャフトしました。
各シャフトメーカーがFW専用にシャフトをラインナップしています。
- 藤倉コンポジット:MCF
- グラファイトデザイン:TOUR AD F
- 三菱ケミカル:Diamana Thump FW
- USTマミヤ:ATTAS MB-FW
試打評価もしてますので合わせてご参考にしてください!
FWが苦手になる理由
FWを苦手になる原因はシャフトが”軽すぎる””柔らかすぎる”
皆さんはFWを購入したときどのような基準で選んだでしょうか。
メーカー純正でそのまま使ってること多いんじゃないでしょうか。純正っていうくらいだから一番ヘッドにあってるんでしょ?と思われている方多いと思います。
しかし、メーカー純正カーボンシャフトがこの”軽すぎる””柔らかすぎる”につながります。
それは純正シャフトがアマチュアゴルファーの統計上中央に来る方に合わせているから。またゴルフ人口の多い高い年齢層をターゲットに置いている傾向が強いからです。
アマチュアのHS平均は40~50代平均と同じであるため、純正シャフトはヘッドスピードが40m/sの人向けになっています。
この純正シャフトのターゲット層がゴルフ初心者層と大きなズレが生じているのでFWが苦手になりやすいと考えられます。
ゴルフを始めた初心者の年齢として多いのが社会人になってからの25~29歳が多い統計データがあります。
引用:【ゴルフを始めたきっかけランキング】男女246人アンケート調査】https://nicogolf.net/303
また40歳以下の平均HSは44.12m/sでアマチュアの平均ヘッドスピード40.21m/sと4m/sほど違います。
ましてゴルフを始める割合の多い20代後半に限定すれば平均HSはおそらくもう少し早くなるでしょう。
HSが4も5も違うとしなり戻りのスピードが違いすぎて純正では完全に振り遅れになってしまいます。
【年齢と平均ヘッドスピード】
引用:【集計結果】ヘッドスピードの平均と上げる方法・飛距離の関係とは
https://golf-gakko.com/headspeedaverage-725
すべての純正シャフトが軽すぎる・柔らかすぎるということではありませんが、その傾向が強い場合が多いですのでシャフトの特徴が自分に適しているか知ることが重要です。
PINGの純正シャフト PING TOURシャフトは純正の中でもハード目に設計されています。HSが44m/s以上でも重量を気をつければ適正な硬さを選定できます!
シャフトが軽いことによるデメリット
ゴルフクラブのセッティングには重量フローというものがあり、クラブが短くなるほど階段のように重くならないと同じように振れません。
軽いクラブはトップをしやすい傾向にあります。また逆に、振った時に軽い感覚やトップをした経験を思ているので打ち込みに行ってダフリが出る悪循環 に陥ります。
FWでよくチョロが出る方はクラブの重量を確認してください。
適切な重量目安は1インチ短くなるごとに10g重くなることです。
柔らかいことによるデメリット
硬さにも適切なフローが存在します。同じタイミングで振るには短いクラブほど硬く、長いクラブほど柔らかくなる必要があります。
ドライバーにカスタムシャフトを入れている場合によくありますが、ドライバーより短いんFWの方が柔らかい逆転現象が起きてることに気づかないまま使っているケースがあります。
この場合、ドライバーと同じように振ると振り遅れて右にすっぽ抜けた球が出ます。
また振り遅れを戻そうと手を返してしまい無意識にチーピンさせている可能性もあります。
右プッシュ、チーピンどちらも出る方は硬さを確認してください。
適切な硬さ(正確にはしなり戻りの速さ)の目安は長さが0.5インチ短くなるごとに振動数が4CPM高くなるです。
Fwはやさしいクラブ
FWは本来やさしいクラブです。長い距離を楽に運ぶことでスコアアップにつながります。FWの特徴を挙げておきます。
- ソールが広いので多少ダフリ気味に入っても芝の上を滑ってくれる
- ヘッドの後ろ部分が大きく、重心が深いので、球が高く上がってくれる
- ヘッドが大きいので重心が低く、スピンが入り落下地点で止まりやすい
- クラブが長いのでHSが出やすく、楽に距離を飛ばせる
FWは長いクラブなので、ボールに当てること自体が難しく感じますが、クラブ特性上はやさしいクラブ設計になっています。
フルスイングでなくともハーフショットでアプローチする感覚で打ってみても思った以上に距離と高さがでてくれます。
自分に合ったFW選びをして、FWの特徴を最大限活かしましょう!
まとめ
この記事ではフェアウェイウッドの苦手を克服するシャフトの選び方について解説しました。
重量と硬さを自分のスイングに合わせるとこでFW本来の特徴を活かすことができ、アマチュアにはスコアメイクの武器になると思います!
初心者の方でも早い段階からシャフト選びを適切にすれば上達速度も格段に上がりますので参考になったら是非リシャフトしてみてください。