ピン G440 K ドライバー 【試打評価】 最もブレずに最も飛び重心

飛び重心のG440に10Kが融合するとどうなってしまうのか、期待せずにはいられないベリです!
今回は2026年の新モデルとしてPINGから発表されたG440 Kドライバーを試打しましたのでレビューをしていきます。
2025年にPINGから発売されたG440シリーズは”衝撃の飛び重心”をキーワードにして高MOI、深低重心で曲がらないのにしっかり飛ぶシリーズを展開してます
このG440シリーズは圧倒的な人気を誇り、2025年のドライバー売り上げはPINGの圧勝でした。
寛容性に定評のあるPINGに飛距離性能が加わり、アマチュアにはこれ以上ない理想的なクラブになりました、
かくいう私も、G440 LSTドライバーを使用しております。
そんな大好評のG440シリーズにより高MOIモデルのG440 Kが仲間入りします。
なんと慣性モーメントのトータル値はPING市場最大の10K以上!
噂によれば1100Kをも超えているとのこと
しかし、PINGさん、世の中そんなに甘くないよと
完成されたG440の慣性モーメントをそんなにあげたら、逆にベットがついてこなくて飛ばないんじゃないの!?と疑いたくなります。
PINGが初めて10Kを超えたモデルを展開したのは2024年モデルのG430 MAX 10Kで、確かに高MOIによる効果で曲がらないドライバーではありましたが、飛距離が物足りない
高MOIの大型ヘッド故にヘッドがダウンスイングで戻らず抜け球になってしまうと言う意見もありました。
その点どう進化しているのか期待して評価レビューしていきます。

ピン G440 K ドライバーの概要
PINGの”前作を超えなければ新製品は発売しない”という哲学があります。
高MOIモデルのG430 MAX 10Kを超えた慣性モーメント、G440の中で最も飛び重心に近づき、飛距離性能と寛容性どちらも前作を超えてきているのがこのG440 Kです。
G440 Kを実現させたテクノロジーについて紹介します。
デュアルカーボンフライ・ラップ
PINGではG430 LST以降からクラウン部分に採用されたカーボンフライ・ラップテクノロジーをソール部分にも採用し、ソールもカーボンで軽量化を図っています。

ソールも軽量化したことで7%余剰重量が生まれ、ヘッド後方のウエイトに重量を配分することで、よりブレに強い高MOIを実現してます。
ソールをカーボンにしたことでソールのデザインが2025年モデルのG440シリーズから刷新されています。
個人的にはこのデザイン好みですね。チタンソールよりカッコ良く見えます。
このデザインにもこだわりが詰まっており、経年使用での摩耗でも外観が損なわれないようなマットより摩耗に強い仕上げをしており、PINGのロゴもステンレス素材のパーツをわざわざ埋め込むこだわりようです。
デザインの細部にまでこだわるPINGの信念が感じられます。
G430MAXと比べてG440MAXはクラウンが約34%も軽量化しています。
フリーホーゼルデザイン
G440でも採用されたホーゼル形状を高MOIヘッドにも採用してます。
ヘッド内部のホーゼル部分を軽量化していることで、その分の余剰重量を低重心にしています。
ヘッドのホーゼルの軽量化でG430に比べて約13%も軽量化しています。
可動式高比重ウエイト
デュアルカーボン・フリーホーゼルで軽量化された重量の分、ヘッド後方のウエイトを重くすることができることでより深く、より低い重心を実現し”飛び重心”に近づく設計となっています。

2025年のG440シリーズよりさらに重心が2%深く、約1.5%低くなったことでPINGドライバー史上最も飛び重心に近づいたエネルギー効率の良いドライバーに仕上がっているそうです。
G430 MAX 10Kでは後方ウエイトは固定されており、調整が効きませんでしたが、G440 Kは高MOIモデルながらウエイト位置の調整ができるようになり、球筋のアレンジが効くようになった点もユーザーからはありがたい部分です。

G440 K は軽量ヘッドタイプのHLも展開されています。
こちらは後方ウエイトが軽量仕様のモデルになっています。

クラウンリブ
G440 Kではクラウン部分にもリブが搭載され、打感・打音を向上させています。
2025年のG440でも打感・打音はかなり改善されて十分満足のいくものになった印象ですが、より手に伝わる振動・耳で感じる音もよくなっていました。
実際試打してみても、打感・打音は十分心地よいものでした。
試打評価結果
使用したクラブ
- ヘッド:G440 K
- ロフト:9
- シャフト:VENTUS TR BLUE 6
- フレックス:S
高MOIドライバーの完成形 10K以上で寛容性はもちろん、飛び重心で飛距離もでる
10Kと飛び重心がちゃんと融合してます!
高MOI特有の振りにくさもほとんどなくしっかりと振り切れます。
G440で採用された飛び重心設計ですが、このG440 Kではより理想の飛び重心に近づき飛距離も出ます。
試打では1発目からHS46m/sでトータル283ヤードと自身の最大飛距離並みに飛んでます。
G440シリーズのどれよりも飛んでる感触がありますね。
曲がりもほとんどなく、一発目から期待をはるかに超えてくる完成度!


構えた印象は、やはり安心感があります。ヘッド体積はG440 MAXと変わらず460ccですが投影面積が大きいため、大型ヘッドの安心感があります。

ヘッドは大きいですが、後方に伸びている印象もなくあまり後ろに重そうなイメージは湧きませんでした。
ヘッドが大きいためかドライバーがいつもより短く感じるので、インパクトしやすいイメージが湧きます。
特徴的だったのは高さがかなり出ることです。
ロフト9°で試打しましたが、打ち出しが18°とかなり高くなりました。
私自身が高打ち出しなタイプではあるので、ロフト9°のG440 LSTを使用してますがここまで高く打ち出すことはほとんどありません。
後方ウエイトに重量を割いている分、インパクトロフトが付きやすいヘッドになっていそうですので、G440 Kを選ぶ際は普段使ってるロフトより立ち気味のロフト選択をすることをお勧めします。
G430 MAX 10Kはヘッドが大きく若干の振りにくさがあったことで右へプッシュストレートのような球が出てしまうことがありましたが、
G440Kは振りにくさは全くないです。
普段G440 LST使ってますが、G440 Kはヘッドが大きくてもなんら遜色ない振り抜きやすさです。
むしろ何球か打った時には捕待って左にいく球が出るくらいに、捕まり性能も十分高いです。
ヘッドが大きいので捕まらないのを警戒して、引っ掛けてる感じですがこのヘッドに慣れれば十分捕まりますので思い切って振れそうです。

高MOIモデルの難点であった振り抜きにくさも改善されていて、文句のつけようが本当にないです。
PINGユーザーは寛容性を優先させているユーザーが多いのではないかと思いますが、寛容性については慣性モーメントの数字が示す通り最も優れたクラブと言えるでしょう。
高MOIの欠点であった振りにくさに関してはG430 MAX 10Kよりも大幅に改善され、とても振りやすく捕まりのあるヘッドになっています。
さらに飛距離性能に関しては飛び重心設計のおかげでロスなくエネルギーを伝えられるため、申し分ない飛距離が期待できるでしょう。
まさに高MOIドライバーの理想形です。
G430 MAX 10Kユーザーはもちろんのこと、さらには2025年G440シリーズユーザーもこのG440 Kに乗り換えする人多いんじゃないかと思います。
- 高MOIヘッドだが、振りやすく捕まり感がある
- PING史上最高MOIで打点ブレしても曲がらない
- 飛び重心に最も近付き、飛距離性能も申し分なし
- ドライバーで狙ってフックやスライスをかけたい操作性重視の方は合いません
試打の結果データ


飛距離

ヘッドスピード46.1m/sで飛距離283ydsです
PINGドライバーを試打した中では最も飛んでます。
G430 MAX 10Kと比べると飛距離性能は格段に向上してます。
スピン

試打データでは2300回転とほぼ理想値です。
大型ヘッドですが、回転数が上がって吹き上がることもなさそうです。
最高MOIなので当たりミスしてもヘッドがブレずに回転数の増減を抑制してくれます。
捕まり

高MOIヘッドにありがちな、右へのすっぽ抜けはほぼ無いです。
むしろ捕まり性能が高いので左にいく方が多かったです。
上がりやすさ

低スピンですが楽に球が上がります。
使っているロフトよりも立ったロフトを選ぶことをお勧めします
ロフト選びは慎重に、一度試打して決めててもいいと思います。
打感

打感・打音はかなりいいです。
G440シリーズで打感・打音ともに向上してますが、さらにクラウン側にもリブが搭載されて、より良くなってます。
操作性

操作性とは対極にあるクラブですので、右に左に曲げてコントロールしたい方には不向きです。
PING自体が総じて操作していくクラブではなく、オートマチックに真っ直ぐを狙うクラブです。

やさしさ

G430 MAX 10Kよりやさしく、飛距離性能も向上しておりこれ以上やさしいドライバーはないと言ってもいいでしょう。
おすすめする人・しない人
- 曲げたくない人
- 安定と飛距離の両立を目指す人
- 大型ヘッドをこれまで避けてきた人
- G430 MAX 10K・G440シリーズユーザー
- 操作性を最重要視する人
まとめ


G440 Kは史上最高慣性モーメントでG430 MAX 10K以上の寛容性と、G440シリーズで最も飛び重心に近づき飛距離性能を両立させた高MOIドライバーの完成形モデルと言えます。
操作性以外の評価は全て高い結果となりました。
G430ユーザーもG440ユーザーも買い替えてもいいモデルだと思います。
ヘッドが大きい安心感もありながら、振り抜きにくさの課題も克服、さらには可変ウエイトで弾道調整も可能になり自分に合った細かな調整が効くこともメリットが大きいです。
ヘッドが垂れて右に出るのが嫌で高MOIドライバーを避けて来られた方にもぜひお勧めしたいモデルです。
25年のG440シリーズドライバーはかなりの高評価で売り上げランキングでも上位を占めていましたが、このG440 K はそれ以上に注目度の高いドライバーになること間違いありません。





