こんにちは、ゴルフ練習は弾道計測器が手放せないべりです!
いつものゴルフ練習場で手軽にボール飛距離やスイングデータが見れたり、シミュレーションゴルフができたらいいなと思ったことありませんか?
弾道測定器が常設されている練習場が近くにあればいいですが、
最寄りの練習場じゃない少し足を伸ばしたところに行かなきゃならないとかシミュレーションゴルフするには会員にならないといけないとか手軽さに欠ける事がありますよね。
シミュレーションゴルフができる計測器なんか高価で個人持ちできないよなと諦めている方にとっておきの商品があります。
本記事で紹介する「ガーミン approach R10」はゴルフ弾道計測器の中では破格の10万円以下!
なんと79,800円で憧れの計測器を手に入れることができます!
低価格帯の製品だからちゃんと測れないとか、測れる項目が少ないと思われるかもしれませんが全くそんなことありません。
さすがに数十万円〜数百万円と比較すると全く同じ精度とは行きませんが、ほとんど遜色なくアマチュアで使うには十分すぎる性能です!
測定できるデータ量も豊富で、簡単に持ち運べるコンパクト性やコスパを考えれば買う価値十分すぎる逸品です!
私がGarmin approach R10を購入した一番の理由はこのコスパの高さにあります!
同価格帯〜30万円以下の製品の中で比較しても頭ひとつ抜きに出ていると思います。
クラブの軌道やフェース角、打ち出し角、入射角などボール弾道データのみならず、スイングデータも取れてしまいます!
これまでフィッティングスタジオで使われるトラックマン、GC2、GCクワット並の測定器でしか見られないデータでした。
この記事では練習に普段使いしてた感想・評価レビューをしていきます。
室内シミュレーションゴルフ場に設置されているスカイトラックとの比較しています。
- 近場の練習場で弾道計測したい
- 計測データ見ながら練習したいけど会員制のシミュレーションゴルフはいけない
- 弾道計測器を持ちたいけど、高くて買えそうにない
商品の基本情報・スペック
基本情報・スペック
価格 | ¥79,800 |
バッテリー稼働時間 | 最大10時間 |
防水機能 | IPX7 |
本体サイズ | 88.5mm✕70.25mm✕25mm (三脚マウントを除く) |
測定データ保存 | 対応 |
ビデオ自動記録 | 対応 |
スマートフォン連動 | iPhone®、 Android™ |
バッテリー種類 | 充電式リチウムイオン |
重量 | 148g(三脚マウントを除く) 220.8g(総重量) |
測定タイプ | ドップラー方式 |
ゴルフシュミレーター | 対応:全世界で43,000コース以上 1ヶ月トライアル期間:無料 月額制:1,180円/月 年会費制:11,800円/年 |
対応アプリ | Garmin Golfアプリ |
測定可能項目 | 20項目 |
ヘッドスピード 精度 | +/- 2 m/s |
ボールスピード 精度 | +/- 1 m/s |
打ち出し角 精度 | +/- 1 度 |
打ち出し方向 精度 | +/- 1 度 |
キャリー飛距離 精度 | +/- 5 ヤード |
本体外観
付属品情報
収納用のケースと三脚、スマホのホルダー、取扱説明書が同封されています。
実際に商品を使用した感想・解説(レビュー)
Garmin approach R10のメリット
メリット① 価格が10万円以下 弾道距離計の中では群を抜く低価格
なんと言っても最大のメリットはこの価格!10万円以下で弾道測定器が手に入れられる時代になりました。
ここ数年でゴルフのデータ分析が主流になり、プロの選手も試合のドライビングレンジで弾道測定器を置いて練習しています。
シミュレーションゴルフも一般に広がり、弾道測定をした事がある人も多いと思います
ゴルフレッスンも感覚的にスイングを教えてもらうやり方から、スイングデータに基づいでスイングの傾向を見ながらのレッスンの方が説得力が増し、主流になってきました。
そんな時代にアマチュアでも手の届く価格でスイングデータも見れる弾道測定器が世に出たということで
一家に1台 弾道測定器を持っている、練習場で毎回使ってデータに基づいた練習をしているなんてことがあるかもしれません。
メリット② 軽量・コンパクトで持ち運びが簡単 スマホアプリ連動で荷物も最小限
アマチュアには普段の練習場での使いやすさを重視すると軽量で持ち運びが簡単な点も大きなメリット
ゴルフボールと比較するとこのくらいのサイズ
縦横ボール2個分くらいで厚みがボール1こより若干大きいくらいです。
重さは3脚含めた本体で220グラム スマホの最大サイズ iPhone 15 Pro Maxが221gなので同じくらい スマホと同じ重量です
ケースにスマホスタンド含めて収納しても495gで500mlのペットボトル1本とほぼ同じ重さ
キャティバックにもすっぽり入るので練習場へ持っていくのにもかさばりません。
スマホとのBluetooth接続で結果が表示できるので表示機も必要ありません。
スマホで表示させるとこんな感じの画面になります。
他の計測器はスカイトラックで795g トラックマンで300×300×45mmで2800g(2.8Kg) インチノートパソコンより少し大きいです。
GCクワット310×180×100mmで3800g(3.8Kg)
プロは仕事用の荷物ですので他のものも含めて運んでいれば問題ないのでしょうが、アマチュアが練習のたびに2Lペットボトルより重い荷物を持ち歩くにはかなり負担です。
携帯性の良さでもアマチュアにおすすめです
メリット③クラブ軌道まで見える!計測データ項目の豊富さ
計測データが十分すぎるほど表示されます。
計測データ一覧
- トータル飛距離
- キャリー飛距離
- トータル偏差角
- トータル偏差距離
- キャリー偏差角
- キャリー偏差距離
- クラブヘッドスピード
- ボールスピード
- 打ち出し角
- 打ち出し方向
- クラブフェース
- クラブパス
- バックスピン
- サイドスピン
- スピン軸の傾き
- スピン量
- フェーストゥパス
- アタックアングル
- スマッシュファクター
- 最高到達点
特筆すべきはクラブの軌道データが見えること
新飛球法則によるとゴルフボールの曲がり方はボールに当たった時のクラブフェース角度とクラブパスで決まるとされています。
この機能はトラックマン、GCクアッドなどの100万以上するモデルには搭載されていますが、低価格帯の弾道測定器にはあまりない機能です。
このクラブフェース角やクラブパスが見られることでスイングの上達に直結させる事ができます。
スイングがアウトなのかインなのか、フェースの向きはどうなのかデータで可視化してくれると修正する方向性が明確になります。
またこのデータはフィッティングにもよく使用されるので、自分のスイングに対してどんな特性のクラブを選ぶのかを検討するのに活かす事ができます。
ある程度自分で合う合わないの判断がつけば、あれやこれやと迷う必要も結果的に少なくなるでしょう。
メリット④スイング動画の自動録画が優秀
付属のスマホホルダーをキャディバックに固定してスマホカメラ機能を使えば、スイングと連動して動画撮影を自動でやってくれます。
ちゃんとテークバックの開始からフィニッシュまで自動で撮影します!
一回一回スマホの録画と停止ボタンを押す必要がないです。
さらに撮った動画は弾道計測結果と紐づけられていますので、ショット動画とその時のショットデータがまるっと記録できます。
スイングチェックにスマホのカメラをよく使う方はこの機能に任せればショットに集中できます。
撮影した動画とショットデータがあれば、リモートでレッスンなんてこともできてしまいそうです。
メリット⑤シミュレーションラウンドもできる
有料のプランにはなりますが、ガーミンapproach R10を使用して3Dコースのラウンドシミュレーションができます。
登録されているコースは全世界で43,000コース以上あります。国内のコースでも3,800以上使う事ができるので
本コースラウンド前の練習ラウンドとしてコース戦略を立てることにも使えちゃいます。
費用は1ヶ月トライアル期間で無料 2ヶ月目からは月額制・年会費制の2種類が選べます。月額制:1,180円/月 年会費制:11,800円/年
この有料プランはシミュレーションゴルフができるだけのものではなく、ガーミン製品やガーミンアプリをお使いの方は登録されているコースの傾斜情報が見れるようになったり
approach R10で記録したスイング動画がクラウド上で保存できるようになります。詳細は公式ホームページでご確認ください。
初回1ヶ月は無料なのでお試しで使ってみてから使うか判断すればいいと思います。
Garmin Golf App有料サブスクリプション プランhttps://www.garmin.co.jp/products/intosports/garmin-golf-premium/
実際に試してコースラウンドをしてみました。
ラウンドしたいコースを洗濯して、スタートティーの選択をしたらラウンド開始です。
画面も簡素な感じではなく、3D映像でしっかりとしたシミュレーションゴルフラウンドが楽しめますよう。
個人的にはかなり楽しかったです。
なかなかラウンドに行けない時なんかは練習場で仮想ラウンドができるのでオススメです。
Garmin approach R10のデメリット
デメリット① 練習場のボールでの補正機能がない
ドップラーレーダー方式での測定でボールの飛球を測定しています。
ボールの飛距離をそのまま測定結果として表示しているので、ゴルフ練習場のネットを越えないようにあえて距離が出ないように作られているレンジボールなどではコースボールに合わせることができません。
弾道測定器によってはボール選択ができ距離の補正がかけられる機能があるがガーミンには搭載されていないのでその点は注意が必要です。
距離補正の搭載・非搭載については弾道距離計メーカーの考え方次第な部分もあります。
デメリット② 方向合わせがアバウト
方向の合わせ方については以下の手順を実施するように取扱説明書に記載されています。
- サンドウェッジなどのハイロフトクラブを使用して、ストレートショットを打つ
- 打ったショットとガーミンゴルフアプリの打ち出し方向を比較する
- ガーミンアプローチR10の向きを調整する
- 打ったショットとアプリの打ち出し方向が一致するまで1〜3を繰り返す
本体の位置合わせも記載されていますが、目安が設定しにくく何度か調整は必要となります。
要するに、真っ直ぐ打って真っ直ぐ表示される向きに合わせるということで
目視基準でしか合わせられられないのが難点です。
ドライバーなど飛距離が出るクラブは少しの向きのずれで大きな左右差になりますので多少の左右誤差はあると理解した上で使用する必要があります。
デメリット③ 曲がりの測定はやや甘い
スカイトラックとの比較で意図的にフック・スライスを打った時の曲がりの反応について確認しています。
ドライバーでわざとスライスさせた打球を両方の測定器で比較してみます。
インテンショナルスライスの測定結果
まずはスカイトラック
キャリー220ydsトータル飛距離232yds ボールスピード64m/s
曲がり幅(オフライン)右38yds
次にガーミンアプローチR10
キャリー231yds トータル飛距離248yds ボールスピード64m/s
曲がり幅右13yds
ボールスピードが同じですがスカイトラックの曲がり量に対してガーミンアプローチR10の曲量は25yds少なくなったのでトータル飛距離がでました。
次に、意図的にフックさせた結果を比較します。
インテンショナルフックの測定結果
まずはスカイトラックでの測定結果
キャリー252ydsトータル飛距離267yds ボールスピード66m/s
曲がり幅(オフライン)左30yds
次に、ガーミンアプローチR10
キャリー235yds トータル飛距離250yds ボールスピード64m/s
曲がり幅左20yds
ボールスピードが同じですがスライス球同様、スカイトラックの曲がり量に対してガーミンアプローチR10の曲量は少なく10yds差が出ました。
フックに関してはスピン量も1000回転ほど違いがありましたので飛距離の差はこちらの方が影響としては大きいかなと思います。
左右の曲がり幅に関してはガーミンアプローチR10の方が甘めで実際よりも曲がりが少なく表示される傾向にあるので、結果的に安定していると誤認識してしまう可能性もあります。
Garmin approach R10とスカイトラックで弾道計測比較
ドライバーショット、アイアンショット、ウェッジショット、アプローチでスカイトラックと測定比較した結果を掲載しておきますのでご参考になればと思います。
スピン量が多かったり少なかったり正確性には若干欠けるのかなという面はありますが、
遜色ない測定レベルであると感じてます。
ドライバーショットの比較
スカイトラック(ドライバー)
ガーミンアプローチR10(ドライバー)
7番アイアンショットの比較
スカイトラック(7番アイアン)
ガーミンアプローチR10(7番アイアン)
サンドウェッジショットの比較
スカイトラック(サンドウェッジ)
ガーミンアプローチR10(サンドウェッジ)
50ヤードアプローチショットの比較
スカイトラック(アプローチ)
ガーミンアプローチR10(アプローチ)
Garmin approach R10をおすすめする人
ゴルフをする人全員におすすめします!
左右の曲がりが実際と違うところやたまの計測ミスはありますが、そこを差し引いてもコストパフォーマンス性が高すぎます。
やみくもに打ちっぱなしに行くよりも、日々の練習の質がグッと上がりますので上達への近道になることは間違いないです。
サブスク登録は必要ですがシミュレーションゴルフが月¥1,180で最寄のコースから名門コースまで楽しめると言うのもよりゴルフを楽しめるとおもいます。
私もいくつかのコースをシミュレーションラウンドしましたがかなり楽しかったです。
なかなか本コースには行けない人には楽しみ方が増えます。
Garmin approach R10レビューまとめ
- メリット① 価格が10万円以下 弾道距離計の中では群を抜く低価格
- メリット② 軽量・コンパクトで持ち運びが簡単
- メリット③ クラブ軌道!サイドスピン量まで見える!計測データ項目の豊富さ
- メリット④ スイング動画の自動録画が優秀
- メリット⑤ シミュレーションラウンドもできる
- デメリット① 練習場のボールでの補正機能がない
- デメリット② 方向合わせがアバウト
- デメリット③ 曲がりの測定はやや甘い