こんにちは、ベリです!
今回は2024年の新モデルとしてプロギアから発表されたRS X RSドライバーを試打しましたのでレビューをしていきます。
2024年キプロギアの新作ドライバー プロギア RS Xシリーズのキーワードは”ギリギリ×ベリーイージー”
プロギアのRSシリーズの2024年モデルです。
”RS”はReal Sports(リアルスポーツ)の意味で競技志向のゴルファーやこれから上達を目指すゴルファー向けに作られたシリーズで2016年から展開しています。
eggドライバーなど高反発製品も扱うプロギアですがRSシリーズはルール適用内でよりギリギリ設計を目指したシリーズです。
そのRSシリーズの2024年モデルはRS X。ギリギリの精度をより高め、かつ”ベリーイージー”なやさしさをプラスしています。
今回はRS Xドライバー3モデル展開の中でもスタンダートポジションのモデル RSドライバーの実際に使用した感想をレビューしていきます。
なお、試打計測にはGarminのAproach R10を使用しています。
評価結果 高反発打感が心地よい!ニュートラルドライバー
試打した感想は打った時の高反発感が心地よく、少しの打点ずれは気になりませんでした。
構えた時の印象はニュートラルなドライバーで突出した特色や違和感は全くないオーソドックスという言葉が合う感じです。
ヘッド体積は460ccありますが、大きさは全く感じずクセのないヘッド形状をしています。
マットブラックな色もあってほんとに使い手を選ばないドライバーといった感じです。
大型ヘッド苦手な方でもすんなり慣れそうな形状です。
打感が高反発感と表現はしましたが、飛距離的には正直そこまで出ませんでした。
スピンが結構入りやすいのでドロップ気味で飛距離が出ない方には効果を発揮しそうです。
ただし捕まりはそんなに強くないので、捕まえたい方はRS MAXドライバーの方がおすすめ!
反発のある打感で心地よい- オーソドックスなヘッド形状で使い手を選ばない
- スピンが入り、球を上げたい人向き
スピン過多の人は飛距離が出ない- 反発があるので軽い打感が苦手な方は手応えがないかも
プロギア RS Xシリーズ RSドライバーの概要
RS XシリーズはこれまでのRSシリーズを上回る初速性能と強弾道にやさしさをプラスしています。
フェース写真
高反発感を出しているフェースは精密4点集中フェース設計です。
- フェースセンター
- 重心点
- 最大たわみ点
- 最高CT点
の4点を精密に一致させて驚初速を実現しています。
また高反発のエリアが広く少し打点がずれても打感が変わりません。
前作よりもフェースの最薄エリアの肉厚を薄くしているCNCミルドXフェースが搭載されています。
他社のヘッドはカーボン製が主流になりつつありますが
RS Xヘッドはシームレスフルチタンボディで全体が金属でできたヘッドです。
つなぎめがなく滑らかなマット仕上げのクラウンで、ロゴもRSのみ
シンプルでオーソドックスなドライバーヘッドです。
ニュートラルポジションのRSドライバーはウエイトが前後2個ついています。
標準セットされている前方ウエイトは3g
後方に8gが搭載されています。
このウエイトは別売でも各種の重さがあります。
2g,3g,4g,5g,6g,8g,10g,12gが用意されていて
ウエイトの変更で重心の深さを変更したり、クラブバランスを調整することが可能です。
これまでプロギア RSシリーズを使っている方で買い替えを検討している方は特に要注意なのは弾道調整機能(カチャカチャ)スリーブが新設計になったことです。
これまでのプロギアスリーブとの互換性がないため、23年以前のRSシリーズにお使いのシャフトを使うにはスリーブ交換しなくてはいけません。
新設計のスリーブは軸ズレ構造をしていて、フェースのたわみを邪魔せず、最大化させる位置にネジ締結部分がずれている構造になっています。
この機構をX(クロス)カードリッジと呼び、特許申請中な新技術となっています。
新スリーブのポジションは標準の他に3段階選べます。
①ロフト角+0.75 ②ロフト角-0.75 ③ライ角+1.5
新しい弾道調整機構を色々試してみるのも面白いと思います。
試打評価結果
使用したクラブ
- ヘッド:プロギア RS X RS ドライバー
- ロフト:9.5
- シャフト:TENSEI FOR PRGR
- フレックス:S (シャフト重量:53g)
- ヘッド重量:193g(スリーブなし)
- スリーブ+シャフト+グリップ重量:116g
- クラブ重量:309g
飛距離
ヘッドスピード44m/sで飛距離233ydsです
バックスピンが3615と多く入ってしまったこともありますが、スマッシュファクタ1.4とボール初速があまり伸びませんでした。
振りにいって飛距離が出るヘッドではなく、ヘッドスピード40以下くらいで一番恩恵が受けられそうな弾き感に仕上がっています。
H/Sが42以上の方で飛距離を求める方はRS Fを選択するか、テーラーメイドのQi10シリーズ・キャロウェイのAi SMOKEシリーズの方が飛距離は出ると思います。
スピン
スピンがかなり入ります。H/Sが42以上ある方は入りすぎて飛距離が落ちる可能性があります。
スピンが入らずに上がらない方やH/S40以下の場合はかなり助けてくれますのでありです。
捕まり
捕まりはそれほど強くありません。かと言って右に抜けるわけでもなくニュートラルといった感じ
上がりやすさ
球は上がります。スピンも入るので高さが出ます。
実際の試打では打ち出し角13.4°に対して最高到達点が29mとかなり高めに上がっています。
打感
打感は弾き感が高く、少し高い金属音で心地よいです。
しっかりとフェースに乗って食いつく感じではなく、弾いて飛んでくれる感覚です。
これはRS MAXやRS Fでも同じ打感になっています。
操作性
ヘッド体積は460と小さいタイプではありませんが、後ろに長く伸びているわけではなく
オーソドックスな形状で扱いやすいです。
やさしさ
打点ズレしても打感が変わらずに、飛距離自体もあまり変わりません。
H/Sを落としても反発が高く距離はロスしません。
H/Sが遅くても恩恵を受けやすいヘッドです。
おすすめする人・しない人
- スピンを増やしたい、球を上げたい人
- シンプルなヘッド形状が好みの人
- 1発の最大飛距離が欲しい人
まとめ
打感の高反発感が心地よく、少しの打点ずれは気になりませんでした。
ニュートラルなドライバーで突出した特色や違和感は全くないオーソドックスという感じです。
ヘッド体積は460ccありますが、大きさは全く感じずクセのないヘッド形状をしています。
ただ、飛距離性能としてはH/Sが速く飛ばしたい、振りたい人には今ひとつです。
H/S40以下の場合は振らなくても反発して飛んでくれるので安定した武器になりそうなヘッドでした。